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 愛車だより 2021年
点線画像

下りのS字コーナーを2つクリアして長い急坂の下りになる。正面には90度を超える深い右コーナーが迫る。ギアを落として深いブレーキングをして曲がったが、少々無理をしたようだ。福島県のワインディングロードでのことである。わが愛車BMW 320iにとってはかなりの負荷がかかったようだ。何しろ、27年も乗っている車である。その後、下りでステアリングを大きく切ると、ステアリングから不快な振動が出てしまう。下りのきついコーナーはスピードを極端に落としてゆっくり曲がることにする。
 2020年末に車検で見てもらうと、ステアリングギアボックスからオイルが漏れていて交換することにした。何しろ、古い車なので日本国内にはパーツがなくてドイツの本社に発注することになった。ということで、また修理に長期間かかることを覚悟していたら、1か月ほどで「部品を輸入できたのでこれから修理する。」と言う。何と、ドイツ本国にこの部品は最後の1つだけあって幸運にも輸入できたらしい。今度故障したら修理はできないと言われた。まさに、クラッシックカーである。納品のときに、交換したステアリングギアボックスを出してもらい 写真を撮った。
 その後、ステアリングからの振動はなくなり、快適なツーリングを楽しんでいる。ただし、以前のような無理なスポーツ走行はせず、スピードは落とさずゆったりとコーナーを曲がることを心掛けている。

愛車は、長男が生まれる前年1994年に新品で購入した。3代目の3シリーズ(E36型)の 320iで、エンジンはシルキーシックスと言われた6気筒の2000 CCである。自動車はそもそも消耗部品からなるので、あっちこっちがくたびれてくる。窓のゴムシールの劣化、内装の布が緩んで垂れさがったり、サスペンション一式の交換など、車検時の出費は馬鹿にならない。それでも、ハンドルを握るたびに、福島の山小屋でのんびりと洗車をするたびに "いい車だな" と思う。また、しばらく家に居ると、次回どこにツーリングに行こうかと考えるだけで "わくわく"してくる。
将来、必ず愛車を手放すときは来るので、何か記念になるようにと「愛車だより」として写真とともに残すことにした。

羽鳥湖高原にて
 羽鳥湖高原にて
羽鳥湖高原にて
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磐梯山のワインディングロード
 磐梯山のワインディングロード

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