アジサイとマイセン皿
アイスと抹茶

夏の茶碗と和菓子

2025年8月更新

今年の夏も酷暑になりそうです。夏におすすめなのが 冷やし抹茶(薄茶)です。作り方は簡単ですし、冷たくておいしいです。試してみてはいかがでしょうか?
冷し抹茶がおいしい茶碗は 見た目が涼しく、薄造りで、土がきっちり冷えることです。釉薬の色が濃いものが意外と良かったりします。備前、志野、信楽と唐津の茶碗からいくつか選んでみます。
後半では夏の和菓子と器を紹介します。

 冷やし抹茶の作り方

薄茶

1.通常の手順で抹茶を入れます

私の場合は 茶杓2杯ほど抹茶を入れます。

お茶をたてる

2.お湯は少なめです

お湯は少なめにして、茶筅でお茶をたてます。

氷を入れる

3.氷を入れて出来上がり

ぜひ大きめの氷を入れてください。
茶碗をゆすって氷を解かすと かなり冷たくなります。

 夏の茶碗
冷し抹茶に合いそうな茶碗を選びました。

備前茶碗

備前茶碗 (藤原建と伊勢崎満)

冷やし抹茶に合うのが 備前の茶碗です。土を通じて冷たさが心地良いです。
左は藤原建の備前茶碗(写真2)。
右(写真3)は伊勢崎満の備前茶碗です。

志野茶碗と澤克典の信楽茶碗

信楽茶碗(澤克典)と 志野茶碗

左(写真2)は澤克典氏の信楽茶碗です。引き出し焼成によって青緑色のビードロ釉に覆われていて、しかも薄造りで夏にピッタリです。歪が凄いです。
 右(写真3)は自作の志野茶碗(銘 大海)です。見込みが広く平らな茶碗で、とても薄造りです。やきもの造りを始めた頃のものでこのような広く平らな底から側面が垂直に立ち上がった器形に憧れていました。

丸田雄 唐津茶碗

唐津茶碗(丸田雄)

全体に薄造りで透明釉も薄く掛かっていて、まるで須恵器のような茶碗です。これがまた冷やし抹茶にぴったりです。こうした気づきは嬉しいですね。

唐津茶碗 銘アルプス

唐津茶碗 銘アルプス

見込みが広く少し開いた形の井戸型茶碗は夏向きです。この茶碗は唐津の土に桜灰釉を掛けたものです。夏の日本アルプスの高峰をイメージして絵付けをしました(写真2)。

信楽茶碗 杉本貞光

信楽茶碗(杉本貞光)

杉本貞光氏の壮年期の作品です。 全体に薄造りで夏用に使い勝手がよいです。さらに青緑色の自然釉の窯変が涼しさを感じます。

 和菓子やアイスクリームを盛る器
ここに掲げた器は 旅や焼き物探訪に行った際に記念に少しづつ購入して集めたものです。器は比較的安価に購入できます。夏の和菓子を盛ってみました。

柏餅とソバ釉手鉢

柏餅とソバ釉掛分け手鉢

柏餅は端午の節句の頃に出てきますが、夏の季語なんですね。
高鶴元さんの手付き鉢に盛ってみました。

色グラス

益子 グラス

益子の「佳乃や」という陶芸店でガラス作家の個展をやっていて購入したものです。私は 斬新でカラフルなガラスの器を見ると欲しくなってしまいます。
普段づかいと 夏はアイスクリームを入れて楽しんでいます。

和菓子 アジサイ

アジサイとマイセンの皿

近所の和菓子屋さんで造っている和菓子「アジサイ」をマイセンの皿に盛ってみました。
この皿は2016年6月に友人とマイセンを探訪したときに購入したものです。

水ようかん 2種類

水ようかん 2種類

夏の和菓子の定番ですね。
写真1の水ようかんを盛った器は駒場の民芸館で購入した皿で深い緑釉がきれいです。
写真2は小倉水ようかんです。こちらの器は益子の陶芸家 村田浩氏の娘さんの作です。なかなかのデザインです。

くずもち

くずもち

スーパーにおいてあるとつい買ってしまいます。幼少の頃、母がよく出してくれました。冷やしたくずもちにねっとりした黒蜜が合いますね。夏の季語だそうです。
皿は岡本作礼さんの絵唐津皿です。

柳津町の泡まんじゅう

泡まんじゅうと益子焼の皿(村田浩)

きれいな黄色のまんじゅうは 福島県柳津町の「泡まんじゅう」です。黄色が定番です。もち米で造りますのでボリューム満点です。 柳津を訪れた日は暑くて少々ばて気味でしたが、このまんじゅうで元気になりました。写真2の抹茶色のものは中が白あんでした。
器は村田浩さんのコーヒー椀の受け皿です。