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土づくり(荒土)

原土の写真

1.原土を乾燥する

原土は、石や植物の根っこが入っています。天日で乾燥させます。
志野の原土(もぐさ土)は、岐阜県瑞浪市の粘土屋さんから購入します。

瀧口氏の花入れ

2.砕いて、ふるいにかける

原始的ですが、ハンマーで砕いて粉末にします。
それから、ふるいにかけて石や植物の根などを取り除きます。 志野の場合、取り除いた石(長石)を取っておいて、後で混ぜることもします。
このたいへんな作業は都会ではできないので、もっぱら田舎に運んでのんびりやっています。

ふるいにかける

3.水を加えて粘土にする

陶芸家は、水に浸して泥状にしたものを素焼きの鉢に入れて、数日間天日に干して乾燥させ、成型しやすい陶土にします。 私の場合は、水を少しづつ加えて柔らかさを調整して陶土にします。

足踏み

4.足で踏んで荒もみする

はだしでやりますが、土の感触が気持ちいいです。
後で足を洗うのが大変ですが---

菊練り

5.土ねり

中の空気を根気よく押し出すように塊を起こしては倒し、起こしては倒し、ねじるように練ります。 この作業は「菊練り」とも言います。
なお、この作業はろくろ成型前も100回ほど行います(おまじない?)

土練り完成

6.土ねり 完成

ろくろで扱いやすい大きさにまとめ、ビニールに包んで保管します。 土は長い時間寝かせば寝かせるほど、使いやすい粘土になります。これは、粘土にバクテリアが繁殖して可塑性(粘力が生じて成形を可能にする性質)が増すからだと言われています。

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