アルブレヒト城とエルベ川
マイセンの皿

磁器の都 マイセン

2021年2月投稿

 やっとのことでたどり着いたマイセン
古い写真を見ていたら、2013年6月に友人と古都マイセンを探訪したときのものがあったので紹介することにしました。友人とドレスデン中央駅からマイセン行きの列車に乗って快適な旅のはずが、マイセンにたどり着くまでに大変な思いをしました。
マイセンに至るいくつか手前の駅で、乗客全員が降りてしまいました。駅前は大変な混雑をしています。我々は、何か大きなイベントでもあるのかと思っていたら、しばらくして列車は逆走し始めました。このとき、列車内でアナウンスがありましたが、残念ながら二人ともドイツ語を理解できませんでした。後に知ったのですが、6月のエルベ川や支流の川の氾濫によってその先が不通になっていたのです。
しばらくしてから列車がドレスデンに戻っていることに気が付いて、田舎の無人駅で降りました。ところが、不思議なことに 降りたホームから向かいにあるマイセン方面のホームに行く歩道や踏切が全くないのです。ドキドキしながら、ホームから線路に飛び降り、上下線の線路を横切って反対側のホームによじ登りました。急行列車が来たらイチコロです。そういえば、昔、パリの凱旋門の基部に行く地下道を知らずに、凱旋門の周りの自動車専用のロータリーを2人で渡ってしまったことを思い出しました。よくぞ 車にひかれなかったと思います。
こうして再び最終停車駅のCoswigまでもどったのですが、臨時の代行バスを待つ人が長蛇の列をなしていました。そして、満員のバスに乗ってマイセンまで1時間近くかかりました。後日、GoogleMapで調べると自動車で15分程度の距離でした。一体、バスはどのような道を通ったのでしょうか?

古都マイセンを行く

マイセンに向かう列車

快適な列車旅のはずが、---

 

アルブレヒト城とエルベ川

アルブレヒト城とエルベ川

Albrechtsburg and Elbe
洪水の後で、エルベ川の水は茶色に濁っていました。
アルブレヒト城へは、時間切れで見学できなかったのが残念です。

マイセン磁器工場

マイセン磁器工場

Museum of MEISSEN ART
マイセン磁器博物館は、左奥の建屋。奥行のある建物にいくつもの部屋があります。それぞれにマイセンの磁器を展示していますが、どのように分類されているのかがよくわかりません。18世紀から現代までの作品3000点があります。
最後の部屋が直営のブティックになっていて、旅の思い出にちょっと無理をして皿を購入しました。

素敵な絵

素敵な絵

マイセン磁器博物館からマルクトへ向かう路地にて見かけました。

マルクト 市庁舎

切妻屋根

マルクト

Markt
町の中心マルクトの広場で休憩です。
後ろは、屋根が特徴的な市庁舎 Rathausです。この屋根は「切妻屋根」というそうです。

写真2の右側の屋根の窓は、まるで「ザク」の目のようです。

フラウエン教会

マルクトに面したフラウエン教会

Frauenkirche
骨董のマイセン磁器を販売していましたが、現代品とどう違うのか、また、どこに価値をおくのかがよくわかりません。初めてのマイセン探訪ですから当然ですよね。

アウトレット専門店

アウトレット専門店

こちらは、ドレスデンにあるマイセンのアウトレット専門店。大きな店舗で、アウトレットといってもびっくりするほど高価です。

マイセンの磁器について

1709年に宮廷錬金術師がヨーロッパで初めて白色磁器の製造に成功したのがマイセン磁器の歴史のは始まりと言われています。
マイセンというと、ブルーオニオンと呼ばれるコーヒー椀のシリーズがポピュラーですが、この模様はザクロと桃を図案化したものです。私は、この碗の姿がどうも好きにはなれなくて、下記写真の皿を思い出の一品として購入しました。

マイセンの皿

マイセンの皿

私がマイセンの磁器について感じるのは、コバルトブルーの藍色や複雑な絵柄ではなくて、ピュア―な白磁の美しさです。この妖艶な白色の美しさは日本のやきものには見られないと思います。
写真はこの白色を再現するためにホワイトバランスを調整してみました。