日本政府ができるUkraine支援
点線画像

先週、30年近く使い続けたエアコンが突然壊れた。夏の猛暑のときではなくて良かったと思う。2,3日だけ寒い思いをした。このときウクライナでインフラ施設への攻撃を受けて、停電を強いられているウクライナの市民の事を思った。 日本では大雪による地方の停電がニュースになっていたが、数日間我慢すれば復旧するし、自然現象なのだから長期間我慢することもない。一方、ウクライナの市民は見通しが立たない中で長期間の寒い生活を余儀なくされているのである。
日本、特に日本政府がウクライナ支援としてできることがいくらでもある。
●ホッカイロ(携帯の使い捨てカイロ)を大量に送る。
政府が主導して物流ルートを確保して行ってほしい。これを発明したのは日本だし、価格も安い。
●バッテリーや発電機を送る。
停電時や防空壕で使うことができる。特に、医療施設では緊急時に備えて発電機とバッテリーが必要である。日本では電気自動車用のバッテリーを大量生産しているのだから、これを利用することができるのではないか。 また、3.11の経験や教訓を活かすことができるはずである。重いので自衛隊の船で送ったらどうだろうか?
●ヒートテックなどの防寒衣類を大量に送る。 これも多くの市民の助けになると思う。
●移動式発電車両
先日、ニュースを観ていたら北海道での停電対策に移動式発電車両があることを知った。もし、自衛隊が持っていれば車両ごと送ったらどうだろうか? これがあれば、病院で緊急停電になったときにその病院へ直行して電気を供給できる。
●さらに将来、太陽光発電パネルのシステムをウクライナへ支援して、ウクライナのひまわり畑に設置するのはどうだろうか? ロシアがひまわり畑にミサイルを落とすことになれば、人的被害を低減できる。 東京都は2025年から新築の家に太陽光パネルの設置を義務付ける。日本は太陽光パネルを大量生産できるはずである。
日本政府は上述したような得意な分野、3.11の東日本大震災での経験を活かして、ウクライナへ貢献すべきである。外務省は、ウクライナ大使館や日本に避難しているウクライナ難民を訪ねて、支援の内容を確認したり、支援のルートを確保することぐらいはできると思う。 総理は将来に向けた防衛費の予算のことで頭が凝り固まっているようだが、近々のことでやるべきことがある。毎日全国で300人以上の死者を出しているコロナウイルスへの対策や、ウクライナへの支援もその一つである。 上述したようなウクライナへの支援で自衛隊を有効に活用することは国民の理解につながると思うのだが。