やっと緊急承認 Coronavirus19 (11)
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2022年11月22日、塩野義製薬の新型コロナ感染症の経口治療薬ゾコーバが厚労省でやっ~と緊急承認された。朗報である。 一方でコロナ感染が第8波として再び拡大している。 厚労省によれば東京都の感染者数は1万2758人で、全国の死者数は1日あたり144人になっている(11/23日付)。と言っても感染者数は全くあてにならず不正確であると思っている。 なぜなら、9月26日からコロナウイルス感染症の全数把握が簡略化されて、医療機関が保健所へ連絡するのは、65歳以上、入院が必要な人、重症化リスクのある人、妊婦などに限定されているからである。陽性になった他の人々は、陽性者登録センターへ自分で登録するというが、はたしてどの程度登録が行われているか?はなはな疑問である。
 ゾコーバの話に戻すと、発熱、倦怠感、咽喉の痛みなどの5つの症状の「すべて」が消えるまでの期間が8日から7日に短縮されたという。 また、データによれば服用によって体内のウイルス量は激減している。ウイルス量が減るということは、他人にうつすリスクも低減できるということではないだろうか? 後述するが、私の長男がコロナウイルス感染したときには、発熱後2~4日目のせきが特にひどく、ウイルスをまき散らしていたと思われる。もちろん、長男を隣の部屋に隔離したが、夜間も頻繁に激しいせきが聞こえたのである。 ゾコーバは発症から72時間以内の服用が推奨されており、1日目3錠、2~5日目に各1錠で5日間服用する。軽症であっても12歳以上に服用が可能だが、妊婦などには使えず、同時に併用できない薬が36種類あるという。
今後、この薬をタイムリーに活用してほしい。そのために運用方法を適切に行わなければならない。厚労省や政府はこういった運用やソフト面が弱いと思う。 11月29日に厚労大臣はコロナウイルス感染症を2類相当から5類に見直すよう指示した。厚労省はこの議論の中で5類にするためのマイルストーン(期限つき達成項目)を設定してほしい。例えば、
1.すべての発熱外来でPCR検査を実施でき、1時間以内に検査結果が出ること。(残念ながら、松戸市では一部の発熱外来でしかPCR検査ができない。)
2.発熱外来で陽性が確認できたらすぐにゾコーバなどの治療薬を処方できる体制ができていること。
 将来的には、全ての医療機関でPCR検査ができて、かつ治療薬を処方できるようになるのが望ましい。そうすれば、インフルエンザと同等にあつかうことが可能になるのではないだろうか?
塩野義製薬によれば、ゾコーバの治験に際して多くの日本人、日本の医師の協力、さらに東京都や神奈川県など自治体の協力もあったという。今後、この薬の運用についても自治体が自主的かつ積極的に関与してほしいと思う。

後半はわが家のコロナウイルスの感染と対応について述べたい。 中学校の教諭をしている長男がとうとうコロナウイルスに感染した。9月26日、長男に発熱があり、準備していた抗原検査キットで検査をしてみると陰性であった。翌日も体調が悪く、県立病院の発熱外来に行くと抗原検査で陽性になった。
さて、自宅での対応であるが、長男の部屋を隔離部屋とした。階段、廊下、トイレ、洗面所、風呂場を共有スペースとして、立ち入る時にはできるだけ滞在時間を短くし、必ずマスクをすることにした。 私たち(妻と私)が共有スペースに入った後には手をあらい、うがいをした。私たちが1Fの居間と2Fの寝室にいるときにはマスクをしなかった。さすがに1日中マスクをできなかったのである。私たちは長男との対面を避け、もちろん長男の部屋には絶対に入らない。食事は長男の分を部屋の入口においておき、長男は自分の部屋で食事をとり、風呂は最後に入るようにした。
このようなルールを決めたのだが、大丈夫だろうか? やってみて結果を見るしかないのである。 念のため、9月30日に私は松戸市の無料のPCR検査を受けた。翌日には結果が出て陰性であった。 はたして10日が経ったが、私たちは感染しなかった。 長男の症状は、26日に熱が出て解熱剤(アセトアミノフェン)を飲んで、翌日には熱が下がったのだが、せきがひどかった。3日間ほど肺炎のような激しいせきが続いた。