アヴィアチュールという時計 Berthet
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この時計の名はアビアチュール(Aviateur)。フランス語で「飛行家」という意味です。パイロットではなくて飛行家と呼ばれた いわゆる飛行機の黎明期をイメージした時計です。
この時計に相応しい絵をしばらく探していたら、ありました。宮崎駿、加藤登紀子著の「時には昔の話をしようか」の本に素晴らしいイラストが載っていました。このイラストは映画「紅の豚」のエンディングで加藤登紀子の歌とともに出てくるのを思い出します。また、宮崎駿氏はサン・テグジュペリの小説「人間の土地」や「夜間飛行」の装丁画に複葉機を描いています。
 この時計の外径は46mmでかなり大きいです。Berthetには同じ径でクラシックテイストの白文字盤の魅了的なモデルもありますが、この大きさでは使いこなすのが難しいのではないでしょうか?普段着で使えるこの黒文字盤を選択して良かったと思います。
この時計の文字盤は光沢のある黒で、夜光塗料つきのアールデコスタイルのアラビア数字、外周にはrailroadの分目盛りと24時間表示があります。6時位置には大きめのスモールセカンド表示。私は特に大きめのスモールセカンドが好みです。時分の針はリーフ針です。リューズは大きめのオニオンリューズで、時計の側面にはコインエッジの装飾が施されていて古典的です。この時計のラグ幅は20mmです。紺色の皮ベルトは、ノモスのコードバン皮ベルトのようにとてもしなやかで出色のものです。こういったところが、コストを意識するあまり安いパーツを使って手抜きをする某国内メーカーとは違います。企業姿勢として現れますね。夏には皮ベルトからバンビのメッシュベルトに着けかえようと思っています。夜間の視認性は良いのですが、アラビア数字のみが大きて浮き上がるだけの単調なデザインになってしまいます。
背面はシースルーバックになっていて、コートドジュネーブが施された手巻きムーブメント ユニタス6498-2を見ることができます。 このコートドジュネーブの表面加工がかなり粗い印象を受けたのですが、こんなものなのでしょうか? ユニタス6498の時計は他にも持っていますが、このBerthetの時計の手巻きはかなり重く硬いです。この時計固有の問題かもしれません。
 私は古典的で無骨なこのデザインが大好きです。このクラシックな時計は私を冒険や旅へ誘ってくれて、少し元気が出ます。大好きなオートバイや自動車でツーリングをするときに身に着けようと思っています。
冒頭の写真はドレスデンの聖母教会の屋上から展望です。

46mmの大型時計
 アヴィアチュール 46mmの大型時計
シースルーバックのユニタス6498-2
 シースルーバックのユニタス6498-2