花三島をためす

茶の湯の茶碗 高麗茶碗(淡交社 令和5年)によれば、「三島とは花文などの印刻や箆彫り(Herabori)で文様を施す、いわゆる象嵌技法(Zougan)を用いた陶磁器のことをいい、白化粧を施し、灰青色の釉薬を掛けることから”粉青沙器(funnsei Saki)”とも呼ばれている。こうした三島とされるやきものは、生産地である朝鮮半島において高麗時代から朝鮮時代への代わる1392年以降15世紀初め頃には生産がはじめられ、全土に広がりをみせている。」
インターネットで三島茶碗を購入しました。もちろん、古陶磁ではなくて現代のものです。口縁の3カ所に欠けがあったためか、他に入札する人はなく格安で落札しました。私はこうした物を入手して漆で補修して使うのが好きです。
この茶碗は、外側は比較的シンプルで、見込みには所狭しと文様が施されています。
漆で補修してから一服してみました。ややうるさい内側の文様は抹茶の緑色で隠れるので好都合です。そして、茶を飲むにつれて底の文様が次第に現れてきてなかなか楽しめます。
薄手の茶碗ですが磁器のようなカチンとした硬さはありません。軽くて手取りも良いです。春から初夏にかけてぴったりの茶碗だと思いました。
高麗茶碗の同じ系列に刷毛目茶碗があります。古陶磁の刷毛目茶碗はどれも汚れています。
この花三島も使っていくうちに変化していくと思います。さて、どのようになるのか楽しみです。






